焚火がしたいお年頃
27歳だっていうのをよく忘れてしまう。
毎月のように届く結婚や妊娠の報告を受けたり、
恋人の話をして少し心配されるときに
言われればそんな年かと思い出すのだけど、
やっぱり忘れてしまうのだ。
昔からそうゆう感覚がとてつもなく疎い。
というよりも
合理的でないことが好きなのだ。
意味がないこと、結果につながらないこと、
無駄なこと。
そんなことたちがたまらなく愛おしい。
例えば今の私の恋人は、かなりの年上でおそらくいつか別れるのだろうけど
私はきっと彼と過ごした時間をずっと大好きだといえると思う。
例えば大学時代、何か月も急に声が出なくなって
立派な企業の内定をだめにしてしまったことも、
私にとってたくさんのことを気づかせてくれた大切なことだ。
私は人よりずっと不器用でたぶんとんでもないたくさんの失敗してきた。
それは悲しいことじゃないんだよね。
無駄に見えることや、どうしようもない失敗に、
たくさん気づかされることも愛おしいものも詰まってる気がする。
わたしにとってのはそうやって少しづつ前より良くなっていけることが、
楽しいのかもしれない。
ものは思い様。大らかにいてたいね。
焚火したいな。